商船三井は12月16日、シンガポール最大規模の食品コールドチェーン物流会社で商船三井グループが2024年に出資したアジア最大級の倉庫「8 Jalan Besut」（エイト ジャラン ブサット）を運営するCommonwealth Kokubu Logistics（CKL社）に資本参画したと発表。12月9日にはパートナーシップ締結を記念し、国分グループ本社ビルで調印式が行われた。
＜調印式の様子＞
CKL社は、シンガポールのCommonwealth Capital（CCPL）と国分グループの出資で2018年に設立され、商船三井の参画により株主構成はCCPL社51％、国分グループ34％、商船三井15％となった。
＜アジア最大級の倉庫「8 Jalan Besut」＞
CKL社は、8Jalan Besutを含む、シンガポール西部・ジュロン地区に位置する2つの多温度帯倉庫拠点を運営しており、シンガポール国内の外食事業者や小売事業向けの保管・配送などを受託。ITシステムを活用した高密度・効率的な24時間体制の倉庫運営で配送も含めたサービス品質の高い物流サービスを提供しており、今後はシンガポールの食品コールドチェーン物流事業で築いた事業基盤を足が掛かりに、東南アジア周辺国への事業展開も計画している。
商船三井グループは、海運不況時でも黒字を確保できる事業ポートフォリオ変革を進めており、シンガポールを拠点として倉庫や運営事業に参画することで、安定収益が期待されるロジスティクス事業拡充を進める。
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