三井不動産は1月15日、埼玉県杉戸町において「(仮称)三井不動産ロジスティクスパーク杉戸(MFLP杉戸)」を着工した。同社初のマルチテナント型の冷凍冷蔵倉庫となり、2027年8月の竣工を予定している。
開発地は圏央道「幸手IC」・東北自動車道「岩槻IC」から約11kmに位置し、首都圏全域への配送に適した好立地。近年のEC市場の拡大や冷凍食品需要の高まりに対応するため、施設にはさまざまな機能を備える計画だ。
同施設は、冷凍冷蔵倉庫の最大の課題である「品質維持」と「柔軟な運用」を両立させているのが特徴。
温度管理では、冷蔵区画に加え全冷凍区画で-25℃~+5℃の可変温度設備を全冷凍区画に導入し、各区画で異なる温度帯を設定できる仕様とする。これにより多様な商材の一括管理が可能となり、マルチテナント型施設としての柔軟性を提供する。
断熱性能についても高気密な外防熱方式と陽圧空調システム、除湿器の導入により、結露・凍結リスクを低減し、品質管理の信頼性を向上。高い品質管理を求めるテナントニーズに応える。
オペレーション効率の最大化と環境負荷の低減を後押しする施設スペックも特徴だ。スピーディーな出入庫に特化した配送型の冷凍冷蔵倉庫として、荷捌き・積載の効率を最大限に高める設計により1階に十分な広さの荷捌きスペース(冷蔵区画)を備え、冷凍区画も併設することで、入出荷前の荷物の一時保管に柔軟に対応する。
またピロティ形式のトラックバース採用により保管能力を最大化するとともに、1階を2分割、2階・3階をそれぞれ1フロアで利用可能な2層使いの区画割にすることで、垂直輸送機の停止階を最小限に抑え、輸送効率を最大化する仕様となっている。
環境負荷低減にも対応しており、改正オゾン法に対応する自然冷媒(CO2)冷凍冷蔵設備や太陽光発電を採用するなど、テナントのGXを支援する。
■施設概要
所在地:埼玉県北葛飾郡杉戸町大字本郷字東下772番1
アクセス:圏央道「幸手IC」 約11km
東北自動車道「岩槻IC」 約11km
東武伊勢崎線「北春日部」駅より 徒歩約24分
春日部コミュニティバス 「小淵団地」バス停より 徒歩7分
敷地面積:約7290m2(約2205坪)
延床面積:約1万2805m2(約3873坪)
規模・構造:地上3階建て・鉄骨造
用途:冷凍冷蔵倉庫
設計・施工:JFEシビル
着工:2026年1月15日
竣工:2027年8月(予定)
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