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福岡地所グループ/ロジプラス等とEC事業会社向け物流会社設立

2022年02月18日/物流施設

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福岡地所グループのエフ・ジェイエンターテインメントワークスは2月18日、ロジプラス及びフィックスアップと共同出資し、EC事業会社を対象に物流サービスを提供する「エフ・ジェイロジ」を、2022年2月1日に設立し、同年3月1日より事業を開始すると発表した。

<EC物流のフロー図>
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EC市場の拡大に伴い、「物流業務に時間がかかり過ぎる」「保管スペースが足りない」「梱包作業の人手が足りない」等、EC事業会社が抱える物流に関する様々な課題も増加傾向にある。エフ・ジェイロジは、EC事業会社に代わって商品在庫を保管・管理。注文が入った商品を倉庫内から引き出し(ピッキング)、発送伝票の発行や梱包等の加工を行ったうえで出荷し購入者へ届ける、「物流のアウトソーシング」を担う。これによってEC事業会社は、商品開発や品質向上に、より時間やコストをかけることが可能となる。

また、エフ・ジェイロジは関東の物流企業とも業務提携しており、物流拠点(商品の保管倉庫)を異なる地域に複数箇所設ける「在庫分散」の提案が可能。在庫分散にはEC事業会社にとって様々なメリットがあり、エフ・ジェイロジはこの保管方法を推奨している。

さらに、エフ・ジェイロジは、流通インフラプラットフォームの構築に向けて、はぴロジと業務提携している。はぴロジは、EC事業会社と物流事業会社のマッチングサービスと、EC・物流システムの接続を低コストで実現するコアシステムlogiecを提供し、ECにおけるサービス間を繋げることに強みを持つ会社。これにより、独自システムを含め既に様々なシステムを導入している小売店や荷主とのシステム連携が可能となり、多様化する顧客の要望に広く応えることが可能。

共同出資者のロジプラスは物流総合コンサルとして幅広い物流拠点ネットワークを有し、フィックスアップはEC通販物流専業として高い物流品質による優位性を持っている。

EC物流業界にておいて強みを持つ両社のノウハウを活かし、強力な物流拠点ネットワークの構築と、優れた物流品質を確保している。さらにエフ・ジェイロジは、EC事業会社及びWMS(倉庫管理システム)各社との連携を強化し、最新の物流センターを用いた営業展開を行う。

<(仮称)ロジシティ古賀青柳>
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グループ会社の福岡地所は、昨今の物流施設ニーズの高まりを受け、物流施設ブランド「ロジシティ」を開発した。2020年9月に竣工した「ロジシティみなと香椎ノース」に続き、福岡県古賀市に計画中の「(仮称)ロジシティ古賀青柳」の新築工事も、2022年1月より着工した。

福岡地所は、機能性とデザイン性を兼ね備えた物流施設「ロジシティ」シリーズの開発を複数進めており、エフ・ジェイロジは、より高品質な物流拠点を確保する上で、同業他社と比較して優位性の高い物流戦略・計画の提案が可能としている。

<FJLの物流拠点、箱崎ふ頭センター>
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■新会社概要
会社名:エフ・ジェイロジ
本社所在地:福岡県福岡市博多区住吉1丁目2番25号
設立日:2022年2月1日
事業開始日:2022年3月1日
資本金:3000万円
事業内容:物流に関する業務の受託、倉庫業(予定)

倉庫名称:FJL 箱崎ふ頭センター
所在地:福岡市東区箱崎ふ頭5丁目7-13
構造:鉄筋コンクリート造 6F
倉庫面積:4020m2(1216坪)※2022年4月1日より
1F:392坪、3〜6F:206坪
床・天井:床荷重:1.5t/m2、天井高:約 4〜5m
設備:片面バース(北:低床)、デバン台:有、貨物用EV:2基

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