丸和運輸機関は2月18日、ファイズホールディングスの普通株式を金融商品取引法による公開買付けにより取得すること、及び対象者との間で資本業務提携契約を締結すると発表した。
連結子会社化とすることで、具体的に「EC物流事業における連携」でのシナジー効果を見込んでいる。EC物流事業において、丸和運輸機関グループは、主にラストワンマイル物流を手掛けているところ、さらなる規模拡大の実現に向けて、事業領域をEC事業者の物流拠点の管理・運営等にも拡大していく必要があると考えている。一方、ファイズグループでは、既にEC事業者の物流拠点の運営を全国で行っており、物流拠点のオペレーション能力や必要な人材確保等のオペレーションに関するノウハウを有している。
両社が持つこれらのノウハウ及び人材を活用することで、EC物流における川上から川下まで広い領域をカバーし、一気通貫のサービスを提供することができると考えている。また、両社の間で提携関係を構築することにより、両グループにおいて今後も増加が予想されるEC物流の需要に対応可能な体制を確保することが可能になるとしている。
■対象者の概要
名称:ファイズホールディングス
所在地:大阪市北区梅田三丁目4番5号毎日インテシオ13階
事業内容:ホールディングスカンパニー業務(グループ管理本部)、人材紹介業
資本金:3億2652万2000円(2022年2月18日現在)
設立年月日:2013年10月10日
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