昭和電線ホールディングス、昭和電線ケーブルシステム（CS社）、大和ハウス工業、芙蓉総合リースは3月31日、同日付でCS社の相模原事業所（相模原市中央区）の一部に物流機能などで構成する複合施設を建設する「南橋本4丁目プロジェクト」の実施に合意したと発表した。
＜完成イメージ＞
同計画は大和ハウス工業が提案・統括者となり、CS社が相模原事業所敷地（総面積11万5000m2）内の南側道路に面した区画3万3000m2を芙蓉総合リースに賃貸し、芙蓉総合リースが施主となって複合施設を建設する。
複合施設は、高さ36m、地上5階建てで、建築面積1万8000m2、延床面積8万m2を予定。主な部分は物流倉庫とし、一部に昭和電線グループも入居するインキュベーションセンターを置くことで検討を進めている。
また、託児所など、相模原事業所の従業員や地域住民が利用できるテナントの入居についても検討している。
現在、建設予定地はCS社が製造棟とグラウンドとして使用しており、昭和電線グループが製造拠点・製造ラインの効率化・集約を進める中で同棟を解体するため、跡地の有効活用を目的として今回の複合施設を開発することとなった。
建設予定地の引き渡しは2024年1月を予定しており、それまでに各社で詳細な条件等を検討・協議していく。その後、製造棟の解体・撤去を行った上で着工し、2026年7月の竣工を予定している。
