UPSサプライチェーンソリューション (UPS SCS)は6月19日、沖縄で在庫型物流センター(DC)を正式に開設したと発表した。沖縄県の物流ハブとしての機能を促進し、顧客の北アジアにおけるサプライチェーンのレジリエンスを高めるもの。
<リウボウストア× 紀ノ国屋× UPS 初荷出発式 記念式典テープカットセレモニー>
新施設は、紀ノ国屋の高品質なオリジナル商品を、沖縄最大級の流通企業であるリウボウグループの販売ネットワークを通じて沖縄各地へ配送するほか、今後は東アジアへの輸出拠点としても活用される予定。日本と北アジアの中間に位置する沖縄は、アジアへの販売拡大を推進する紀ノ国屋のような企業にとって、物流ハブとして理想的な拠点だ。
新沖縄DCの専有面積は、従来の約13倍となる4330m2で、那覇港および那覇空港から至近となる糸満市に戦略的に配置されており、UPSのマルチモーダル輸送ネットワーク活用に最適な環境となっている。
コールドチェーン機能も完備しており、摂氏マイナス30度からプラス25度までの温度範囲で、精密機器、食品、日用品などさまざまな商品の保管が可能。また、梱包、ラベル貼り、返品物流、現地通関などの付加価値サービスも提供する。