名鉄都市開発は5月8日、中部電力ミライズの100％子会社であるシーエナジーとオンサイトPPA（Power Purchase Agreement：電力販売契約）契約を締結したと発表した。
＜「MCD-LOGI小牧」外観＞
本契約では、名鉄都市開発が開発保有するマルチテナント型物流施設「MCD-LOGI小牧」に、シーエナジーが太陽光発電設備を設置する形で活用する。なお、名鉄都市開発としてのオンサイトPPA締結はこれが初となる。
発電された再エネ由来の電力は、「MCD-LOGI小牧」で自家消費され、これにより年間約288tのCO2削減に貢献するという。
＜オンサイトPPAサービスの概要と今後の展開＞
さらに余剰となった電力は、今後、中部電力ミライズを通じて名古屋鉄道グループへの提供を予定している。これにより、年間約468tのCO2削減が可能となる。今後に協議検討しているものも含めると、今回の取り組みにより、名古屋鉄道グループ全体で年間約756tのCO2削減となる予定だ。
再エネ由来電力の発電開始および供給開始は、2027年ごろを予定しており、現在角王開始に向けて準備を進めているとしている。
＜「MCD-LOGI小牧」太陽光発電設備＞
■「MCD-LOGI小牧」物件概要
所在地：愛知県小牧市新小木3-1
交通：名神高速「小牧IC」より約4.0㎞、名古屋高速「小牧南IC」より約2.4㎞
倉庫タイプ：1階・3階片面バース/自走式スロープ形式/マルチテナント型
構造：鉄骨造地上4階建て
設計・施工：矢作建設工業
延床面積：約5万4372.20m2（約1万6447.59坪）
敷地面積：約2万3771.63m2（約7493.42坪）
着工：2024年4月1日
竣工：2025年4月30日
環境認証：『ZEB』、CASBEE-建築A、BELS★★★★★★
名鉄都市開発／愛知県小牧市に5.4万m2のマルチ型物流施設竣工
