ファイズホールディングス(HD)が5月8日に発表した2025年3月期決算によると、売上高316億1400万円(前年同期比14.8%増)、営業利益14億6500万円(11.0%増)、経常利益14億7900万円(8.3%増)、親会社に帰属する当期純利益9億1900万円(7.6%増)となった。
セグメント別では、ECソリューションサービス事業の売上高は291億1914万8000円(15.3%増)、セグメント利益は13億5211万2000円(15.4%増)。サービス別に売上高をみるとオペレーションサービスが202億7422万3000円(18.4%増)、トランスポートサービスが88億4492万5000円(8.6%増)だった。
物流センターの運営受託事業では、大手ネット通販会社向け物流センター、流通業向け物流センター、配送デポなど、既存の受託案件が堅調に推移。新たな3PL拠点として青梅事業所(東京都青梅市)を開設した。
また輸配送領域では、配車プラットフォームサービス事業の取引社数が増加したほか、実運送の受託が拡大。ドライバー人件費や燃料費の高騰を背景に、顧客企業との価格交渉も進めた。
国際物流サービス事業については、円安が続き、輸入貨物の荷動きが鈍化する中、海外代理店網の見直し、輸出入貨物の取り扱い対象エリア・国の拡大などに取り組んだ結果、セグメントの売上高は7億581万4000円(6.2%減)となった。
次期は、売上高380億円(20.2%増)、営業利益18億円(22.9%増)、経常利益18億円(21.7%増)、親会社に帰属する当期純利益11億2000万円(21.9%増)を見込んでいる。
ファイズHD 決算/4~12月の売上高15.7%増、営業利益12.4%増