日本郵船グループのNYKバルク・プロジェクトが神原汽船から定期傭船するメタノール二元燃料ばら積み船が5月13日に、常石造船常石工場(広島県福山市)で竣工した。
同日、命名・引渡式が工場で行われ、日本郵船常務執行役員・サステナビリティ戦略本部の筒井裕子部長が「Green Future」と命名した。
<メタノール二元燃料ばら積み船「Green Future」>
「Green Future」は日本郵船グループとして初めて、メタノールと重油の両方を燃料として使用することができる二元燃料エンジンを搭載したばら積み船。
メタノールは重油と比べて環境負荷の少ない燃料で、さらにバイオメタノールや、再生可能エネルギー由来の水素と大気中などから回収された二酸化炭素を利用して生成されるeメタノールを使用することで大幅な温室効果ガス(GHG)排出量の低減を実現する。
■概要
全長:199.99m
全幅:32.25m
深さ:19.15m
載貨重量トン数:約6万5700MT
貨物艙容量:約8万1500m3
喫水:13.8m
郵船ロジ/「ONE GREEN BELT」利用で輸入内国貨物の内航船輸送