デカルト・データマインは5月14日、米国税関B/L統計を基にまとめたアジア発米国向け(往航)2025年4月分の海上コンテナ輸送量実績データを発表した。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較2025年4月>
データによると、4月のアジア主要10カ国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は、20か月連続で前年同月を上回り10%増の168万TEUとなり、1~4月の累計も11%増の679万TEUとなった。
1位の中国発は、3月に前月比11%減と米国関税の影響が顕在化したものの、4月分は前月比5%増と6ポイント戻して前年比6%増となり、一桁増を維持した。
また2位のベトナムは前年比48%増、1-4月累計前年比では30%増だったほか、4位のインドも前年比19%増、1-4月累計前年比で24%増となり、いずれも二桁増が続いている。
米国輸入世界合計では、前年比9%増の235万TEUとなり、2022年同月に次ぐ最高レベルを示すも、前月比では2%の小幅増となっている。
品目別では、家具類(HS94)が前年比13.6%増、機械類(HS84)が10.7%増、プラスチック(HS39)が14.6%増と拡大。電子電機(HS85)は1.0%の微増、自動車関連(HS87)は8.6%減となっていた。
上位10品目合計では前月から3.1%増、前年比では8.9%増となった。
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