近鉄エクスプレスは6月2日、東京都が実施する「企業のScope 3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」において、昨年に続き助成対象事業者に選定されたと発表した。
東京都は昨年度予算において初めて都内企業の脱炭素化支援を目的として持続可能な航空燃料(SAF)を利用した航空貨物輸送に対する助成事業を開始し、同社はその助成対象事業者に選定された。同社では昨年に続いて具体的なプラン説明書とともに応募し、再び助成対象事業者に選定された。
事業は、同社の顧客である荷主企業が羽田・成田発着の航空貨物輸送においてSAF の環境価値を購入・利用し、同社発行のCO2排出削減証書(第三者機関認証済)を受領する事を前提に、通常の貨物輸送費用に追加で発生するSAF環境価値の費用が助成されるもの。
東京都内に本店・支店登記があり、実質的に東京都内で事業を行い、納税している企業であること等が条件であり、中小企業については1社につき240万円を上限として費用の 10/10、大企業については1社につき400万円を上限として費用の1/2が助成される。
日本通運/東京都のSAF活用促進事業に荷主としてHondaが参画