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プロロジス/首都高「錦糸町出入口」から400m、7棟目の都市型物流施設が誕生

2025年07月03日/物流施設

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プロロジスが東京都江東区で建設していた都市型物流施設「プロロジスアーバン東京錦糸町1」が7月4日に竣工、内部を公開した。

<プロロジスアーバン東京錦糸町1 俯瞰>
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施設は、首都高速7号小松川線「錦糸町」出入口から約400mと至近で、JR総武線「錦糸町」、地下鉄都営新宿線「住吉」からも徒歩圏内の立地。

<位置図>
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佐志田倉庫(本社:東京都)が錦糸町営業所として約60年前から使用し老朽化していた倉庫を、プロロジスとの共同事業として再開発したもの。2020年から5年をかけて、このほど完成した。

周辺にはオフィスビルや商業施設が集積しており、物流施設として都内広域配送やラストワンマイルなど幅広く利用できるほか、オフィスとしても床荷重や防音性を備えており、多様な顧客ニーズに応えられる設計となっている。

施設は地上5階建て6470m2。既に2社が入居を決めており、1階には国際宅配物流事業のスコア・ジャパン(東京都)が、3階には設備機器メーカーが入居する予定。

<プロロジスアーバン東京錦糸町1 猿江恩寵公園に隣接>
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<1階の車路と共同荷捌き場、奥に倉庫区画がある>
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1階は、ラストワンマイル配送拠点としての利用を想定し、4t車両の出入りが可能な専用区画と、上階入居企業のための大型トラック(10t)の着車場、共用荷捌きスペースを設けている。

共用の荷物用エレベーターは2基設置、出入りには入居者専用のセキュリティーカードを使用するなど安全面にも配慮している。

<4階の倉庫スペース>
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2~5階は、1フロア1社での専用利用を想定したフロアとなっている。有効高は3.0mで床荷重は1t/m2。空調設備を実装し、大容量の電力も使用可能、重量物などが設置できる。

R&D拠点やサービスパーツ保管、ショールームなど、一般的なオフィスビルでは難しいとされる機能や倉庫+αのニーズに対応。リーシングについては現在、多くの問い合わせがあるという。

<事務所エリア>
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事務所エリアには南面に大きな窓を設け、猿江恩賜公園が一望できる。4階には小さいながらバルコニーもあり、自然を身近に感じられる空間となっている。

<竣工披露パーティーの様子>
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同日、行われた竣工披露パーティーには、プロロジスの山田御酒会長兼CEOをはじめ、佐志田倉庫の佐志田雄太社長、入居予定企業のスコア・ジャパン、設計・施工を担当した大日本土木、監理監修を担当したフクダ・アンド・パートナーズなど多くの関係者らが、施設の完成を祝った。

<山田会長兼CEO>
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挨拶に立った山田会長兼CEOは、「東京錦糸町1は、今まで手掛けてきた7軒のアーバンシリーズのなかで最も理想的な立地。物流の機能としても使いやすく、働く人にとってもいいのでは」と顔をほころばせた。

佐志田社長は「昨年4月の起工式は創業100年の節目の年でもあった。ここ錦糸町は当社にとっても特別な場所。こうした素晴らしい都市型物流施設が完成したことに非常に感動している。昨今、世界情勢も不透明だが、ご縁を大切に、一緒に明るい未来を進んでいきたい」と語った。

<プロロジスアーバンの展開>
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「プロロジスアーバン」は、東京・ロンドン・ニューヨーク・パリ等、世界の人口集積都市において効率的な配送を実現するためにプロロジスが展開する物流施設ブランド。日本では現在、7棟を展開しており、これまで手掛けた6棟はほぼ満床だという。

アーバンシリーズでは、ラストワンマイル配送や都心部での物流需要にとどまらず「既存のオフィスビルと物流施設の垣根を超え、多様なニーズに応える新たなビジネス拠点として展開している」と山田会長兼CEO。

佐志田倉庫との共同開発は同社としても初の取組みとなるが、「都心でモノを運びたいというニーズは20年くらい前からあった。今回やっと20年来の仕事を果たせたということになる。建築費が高騰するなか、都内で古い倉庫を持っているが、建替えは任せたいという企業があればぜひ相談してほしい」と話す。

今後、プロロジスでは東京都江東区において、シリーズ第8弾となる「プロロジスアーバン」の提供を計画している。

■プロロジスアーバン東京錦糸町1」施設概要
名称:プロロジスアーバン東京錦糸町1
開発地:東京都江東区毛利2-9-20
敷地面積:2247.51m2(679.87坪)
延床面積:6470.32m2(約1,957.27坪)
構造:地上5階/S造
着工:2024年4月
竣工:2025年7月

プロロジス/「プロロジスアーバン東京錦糸町1」の特別竣工内覧会を 7月17・18日開催

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