ハコベルは8月18日、山九の福岡物流センターでの「トラック簿」の導入事例記事を公開した。
山九福岡支店は、福岡市内に3つの倉庫を持つ運輸・倉庫業を主力事業にする支店。一般貨物の出入庫・保管・配送手配のほか、外国貨物の輸出入、天井クレーンを装備した梱包倉庫での積卸荷役などを手掛けている。
物流総合効率化法の施行によりトラックの荷待ち・荷役時間削減が求められる中、隣接する福岡物流センター・第二福岡物流センターの2つの倉庫に「トラック簿」を導入。同種のシステムを調査検討する中で、受付・呼び出しだけをシンプルに利用でき、導入コストが低いという点でトラック簿の導入を決めたもの。
これまでは、事務所に来たドライバーに受付書類に必要事項を記入してもらい、事務所と積卸現場間で無線やりとりを行って状況を確認、リフトマンが呼びに行く、という運用を行っていた。トラック簿導入後は、受付や呼出にかかる、事務所担当者とリフトマンの負担が大幅に改善された。従来の紙ベースの受付体制では難しかった荷待ち荷役時間の集計・分析ができるようになり、分析結果をもとに業務改善や荷主・運送事業者との交渉も進められるようになった。
今後は、予約機能の活用による更なる効率化も検討。加えて、蓄積されたデータを活用した荷主企業との物流効率化を進めていく考えだ。
■導入事例
https://www.hacobell.com/case_studies/gjst9169_gzy
ハコベル/配車とトラック予約システムを連携、効率化とミス軽減へ