プロロジスは10月20日、福島県郡山市、ヤマト運輸、NTT東日本 福島支店、フクダ・アンド・パートナーズと「災害時における避難者支援・指定避難所等の協力及び物資等の緊急輸送等に関する協定書」を締結、「福島郡山LLタウン」で締結式が行われた。
「福島郡山LLタウン」は、プロロジスとフクダ・アンド・パートナーズが共同開発する物流施設集積パーク。1棟目となる「福島郡山LLタウン棟」が同日、竣工しヤマト運輸が入居、ヤマト運輸は今後BTS型物流施設「プロロジスパーク郡山1」を2026年10月に竣工する予定だ。
プロロジスはさらに同年2月にマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク郡山2」を着工する計画で、パーク全体の完成は2028年秋となる予定。
協定締結によりプロロジスは、災害発生時、郡山市からの要請に応じて「プロロジスパーク郡山1」の一部を、物資集積場所として提供する。
物資は、国が被災自治体からの要請を待たずに食料や毛布などの生活必需品を迅速に送り届ける支援方式「プッシュ型支援」によって運ばれ、必要とする被災者に届けられる。また同施設内に避難した避難者の誘導なども行う。
「福島郡山LLタウン」は広域物流だけでなく、広域防災連携の観点からも優れた立地であることから、災害時の物資供給体制等の更なる充実に向け、郡山市と共に産管連携の協定を締結するに至ったという。
プロロジスは災害対策において市町村と連携し、地域の安心・安全を支援しており、今回、15件目の自治体・行政機関との災害支援協定締結となる。
ヤマト運輸、プロロジス、F&Pなど5者が協定/福島県郡山市の広域物流・防災拠点竣工で