日本通運と大成建設は12月16日、両社が協働で進める「建設副産物巡回回収システム」の活動が、「第8回エコプロアワード」で、国土交通大臣賞を受賞したと発表した。
「建設副産物巡回回収システム」の活動は、「令和6年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰 内閣総理大臣賞」や「第52回環境賞 優秀賞」など複数の賞を受賞しており、今回の受賞は継続的な取り組みがあらためて評価された形だ。
「建設副産物巡回回収システム」は、複数現場を同一車両で巡回し、品目ごとに効率回収・二次輸送することで再資源化を加速させる取り組みで、協業による再資源化量の拡大と安定運用、業界全体への普及、運搬コストとCO2排出量の大幅削減が高く評価された。
システムの要は、観音開きタイプのかご台車「NRBOX」による“見える化”と分別精度の向上、複数現場巡回による積載率の最大化で、回収後は品目ごとに再資源化施設へまとめて二次輸送し、製品納品車の「帰り便」も活用。広域認定制度を通じ、建材端材を建材原料として再資源化する。
今後は、回収エリアの拡大や対応品目や建材メーカーの追加、モーダルシフトによる長距離運搬など、さらなるシステムの充実を図ることで、建設業界と物流業界での環境負荷を低減し、省資源・循環型社会の構築に積極的に取り組むとしている。
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