日本貨物鉄道(JR貨物)が2月9日に発表した2026年3月期第3四半期決算短信によると、売上高1536億1900万円(前年同期比3.7%増)、営業利益28億5300万円(16.3%増)、経常利益21億6100万円(15.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益7億7900万円(42.6%減)となった。
セグメント別の鉄道ロジスティクス事業の売上高は1386億円(3.3%増)、営業損失は56億円(前年同期は営業損失51億円)となった。
輸送サービスにおいては、2025年3月のダイヤ改正において、東京貨物ターミナルと仙台貨物ターミナルを直結するコンテナ列車の設定や、リードタイムの短縮・深夜発ダイヤの拡充による利便性向上を実施し、要望の強い区間では輸送力を増強した。また、近年ニーズが高まる大型コンテナの取り扱い拡大を図った。
当期間での輸送量は、コンテナが前年同期比4.3%増、車扱が前年同期比2.6%減となり、合計では前年同期比2.2%増となった。コンテナの品目では、中央新幹線建設工事に伴う発生土の運搬により、エコ関連物資が前年を上回ったほか、自動車部品は一部顧客での増送が続いたことで前年を上回った。また、積み合わせ貨物はドライバー不足に伴う鉄道シフトにより増送となった。
車扱の品目では、石油について、補助金の段階的な拡充に伴う一時的な買い控えにより11月にガソリンや軽油が減送となったほか、12月は平年よりも気温が高く燃料需要が減少したことで灯油等が減送となり、前年を下回った。また、亜鉛が輸送終了となった影響もあり減送となった。
総合物流事業の推進としては、2025年4月に日本運輸倉庫から社名変更したJR貨物ロジ・ソリューションズを中心に、グループ会社の倉庫機能を結節点として、貨物鉄道をはじめ多くの輸送モードを活用し、物流をトータルで提案する体制の整備を進めている。
通期の業績予想は、売上高2103億円(4.8%増)、営業利益36億円(33.0%増)、経常利益25億円(71.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13億円(80.8%減)を見込んでいる。
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