日本を中心に業務用食品卸を展開するニッカネは3月19日、配送体制の強化と地域雇用創出を目的に、自社の配送トラックを「動く求人票」として活用するプロジェクトを開始した。
<動く求人票「地元で働く、食のヒーロー募集」のステッカーを提示>
<トラック後方部のQRコードから採用サイトへアクセスできる>
物流業界の人材確保が急務となる中、特に千葉営業所では顧客増加が著しく、人材不足が顕著な状況だという。
こうした課題対策へ注目したのが、地域住民との接点となる配送トラック。車体の背面や側面にQRコード付きの特定ステッカーを掲示し、信号待ちや配送先で目にした求職者が、その場で採用サイトへアクセスできる仕組みを整えた。
同社は主に高齢者施設や幼児施設、病院、事業所給食などへ食材を配送している。トラックは毎日、東海・関東甲信から東宝苦エリアを走っており、同社の金田陽介 社長は「一人でも多くの方に、『食の仕事』の面白さと、自社の風通りの良さを知っていただきたい。ステッカーをきっかけに、地域の人々との新たな出会いがあれば」と期待を寄せる。
「健康経営優良法人」に認定されている同社は、IT活用による業務効率化やワークライフバランスの整った職場環境についても、トラックという現場の最前線から発信する。
今回のプロジェクトにより地域インフラを支える仕事の価値を伝え、「物流=過酷」のイメージを払拭。「持続可能な専門職」へとアップデートする狙いもある。従来の求人媒体に加え、トラックを広告塔に活用することで、地域の給食者へ働きやすさや、やりがいを訴求する。
ニッカネ/埼玉営業所を移転新設、物流DX導入し給食の安定供給へ

