丸全昭和運輸が8月8日に発表した2012年3月期第1四半期決算によると、売上高218億6900万円(前年同期比3.5%増)、営業利益12億100万円(37.2%増)、経常利益13億1800万円(32.0%増)、当期利益7億6300万円(48.7%増)となった。
貨物自動車運送事業は、震災の影響による生産の減少はあったが、建設機械・農業機械の輸出取扱やアパレル関連品の輸入取扱が増加し、また、大口の事務所機械移設の取扱増加もあり、全体では微増収となった。
港湾運送事業は、建設機械の輸出や住宅建材の輸出入の新規受注、断熱材・食品・家具などの輸入の取扱が増加したが、倉庫業と合わせて非鉄金属市況の悪化による輸入取扱の大幅な減少と震災の影響による取扱量の減少があり、全体では減収となった。
鉄道利用運送業は、震災復旧に伴う住宅向け断熱材のJRコンテナの取扱が増加し増収だった。
物流事業の売上高は171億5900万円(1.7%増)、営業利益は7億4900万円(19.6%増)となった。
通期は、売上高885億円(3.4%増)、営業利益41億円(11.8%増)、経常利益43億円(7.7%増)、当期利益26億円(41.7%)を見込んでいる。