佐川急便は9月4日、家電量販店のノジマと、24時間電話集荷受付を行うことで合意し、東京都中央区と千代田区以外の対象エリア外で個別対応を開始したと発表した。
ノジマは佐川急便の24時間電話集荷を利用することで、仕分けや配車等の煩雑な作業を削減に加え、深夜の専用車での配送が不要となり、通常の宅配便による配送が可能となったため、各店舗への納品時間短縮やコストの削減を含めた物流改善が可能となる。
ノジマでは夜間の商品発注に対し、配達先ごとに仕分けをして配送ルートを検討し、専用車で配送し、夜間作業と専用車輸送によるコスト増の改善を進めていた。
ノジマでは消費者へのサービス向上や業務の効率化のため、佐川急便との連携を強化し、インターネット通販で深夜に注文した顧客に対する当日配達サービスの提供、店舗と物流センターでの定時納品や検品時間の短縮などの改善策について検討している。
なお、佐川急便では、宅配便サービスを活用したエリアビジネスの一環として、今年6月から24時間集荷を東京都の中央区と千代田区で実施している。
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