日本郵船は11月1日、世界の機関投資家を代表して企業の気候変動に対する取り組み調査の「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト」(以下CDP)による2012年の調査において、2部門で海運・物流業界で最高得点を挙げ、選定されたと発表した。
選定されたのは、日本企業500社の中の気候変動情報開示先進企業を評価するカーボン・ディスクロージャー・リーダーシップ・インデックス(CDLI)と、気候変動パフォーマンス先進企業を評価するカーボン・パフォーマンス・リーダーシップ・インデックス(CPLI)で、海運・物流業界としては最高得点で唯一、同時に選定された。
日本郵船は約800隻の運航船(傭船を含む)をはじめ、グループ全体での環境負荷データの把握・開示を進めるとともに環境負荷低減の体制を強化している。さらに今年はこれらの温室効果ガス排出のデータ(GHGプロトコルのスコープ1、2、3)について、正確な数値を開示しているとの第三者機関による保証書を取得した。
CDPは世界の655の機関投資家を代表するNPO団体であり、日本では大手企業500社(ジャパン500)に気候変動情報に関する質問書を送付し、その回答結果を分析・公表している。
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