商船三井は3月6日、運航船(CADET訓練船)による訓練プログラム「Cadet Actual Deployment for Education with Tutorial」(“CADET”Training )を開始すると発表した。
訓練プログラムでは、実際の貨物輸送に従事している運航船を訓練目的に兼用するため、職員候補生(以下:キャデット)に対して船舶運航の実態に則した訓練が実施でき、将来の安全運航を支える船員としての基礎教育、安全運航指針の理解とそれに基づいた行動の習得を目指す。
専属のインストラクターが乗船することで必要な技能を網羅した訓練プログラムに基づいて個々のキャデットに応じた個別の教育指導を行う。
現在、高度な安全基準を満たすことが求められるタンカー部門から、2隻のVLCCを利用して開始しており、約30名が訓練を受けている。今後順次、訓練を予定しているコンテナ船やVLCCへも拡大していく。
■「CADET」 Training概要
CADET訓練対象船舶:15隻(コンテナ船 10隻+VLCC 5隻)
年間最大訓練人数:330名(1隻・1回当たり 最大8名程度)
乗船期間:2か月~6か月
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