ニチレイは4月4日、グループの低温物流事業を担うニチレイロジグループ本社が、SCGL社と、4月3日にタイで低温物流事業の合弁会社を設立すると発表した。
新会社は6月に設立し、9月より輸配送事業を開始する。
2014年7月を目標にバンコク市内近郊で輸出入港にもアクセスが良いサムットプラカーン県内の外環道から約15kmのエリアに冷蔵倉庫を新設する予定。
タイの低温物流と、欧州や日本との連携も視野に入れた事業展開を目指すとしている。
合弁相手であるSCGLは、タイ王室財務局が約3割出資しているThe Siam Cement Publicのグループ会社で、常温度帯で貿易から物流まで幅広い分野で事業を展開している。
低温物流事業のノウハウを有する当社と、タイ国内において常温物流事業を展開するSCGLが協同することで、高度な低温物流サービスが提供できると判断したもの。
■合弁会社の概要
商号:SCG Nichirei Logistics Co.,Ltd.
本社所在地、冷蔵倉庫建設予定地:Samutprakarn,Thailand
資本金:5億7000万タイバーツ
出資比率:SCGL51%、ニチレイロジグループ本社49%
事業内容:冷蔵倉庫業、利用運送業、実運送業、通関業
ニチレイ/ウェブメディアで新コンテンツ、江戸時代と現代の物流比較