パナソニックシステムネットワーク（PSN）は3月26日、輸配送システム開発ベンダーの光英システムをグループ会社化すると発表した。
＜物流・流通系システム市場での両社の位置づけ＞
＜光英の提供するシステム概要図＞
光英システムが4月1日に発行する新株8552株をPSNが総数引き受けすることで合意し、PSNの光英に対する持株比率は51％となる。
社名は当面現状のままで、社長も光英システムの葦津社長が就任予定。
両社が有する相互補完的な事業リソースを活用することで、物流・流通業界向けシステムソリューション事業のさらなる拡大が図れると判断したもの。
今後は両社の強みを活かしながら、「荷物」と「車両」を一元管理する「輸配送ソリューション」、「車内セキュリティ」と「車両管理」の複合ソリューション、「店舗管理」から「配送」「荷受」までのトータルソリューション、車体情報を活用した高度な輸配送システムの提供、商用車のドライバー支援システムの提供、光英の輸配送システムのPSN 海外販売網での提供などの事業展開を目指す。
■各社の概要
会社名：パナソニック システムネットワークス
設立：2013年3月
資本金：3億5000万円
社員数：9300名（単独） 2万2000名（グループ） （2013年4月現在）
事業内容：監視カメラ、通信機器、オフィス機器、業務用端末、社会インフラシステムの開発・製造・販売。国内法人・官公庁向けの営業、システムエンジニアリング、保守・運用サービス
会社名：光英システム
設立：1986年8月
資本金：5200万円（8210株）
社員数：53名（派遣6名含む）
事業内容：配送計画システム、運行管理システム、車載端末などの開発・販売・保守サービス
