日野自動車は5月22日、国土交通省にレンジャーのリコールを届け出た。
不具合の部分は制動装置(リヤリレーバルブブラケット)。
中型トラックにおいて、リヤブレーキ及び駐車ブレーキ用のリレーバルブを取り付けているブラケットの強度が不足しているため、振動によりブラケットに亀裂が入るものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると亀裂が進行し、ブラケットが破損することで、リレーバルブに接続しているエアチューブが外れ、エアが漏れ、最悪の場合、制動力が低下する、または操作をしていないにもかかわらず駐車ブレーキが作動し走行できなくなるおそれがある。
改善措置は、全車両、ブラケットを対策品に交換する。
リコール対象車の台数は計551台。不具合の件数は2件、事故はない。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001040458.pdf