日本郵船は5月27日、建造を進めていた日本初のポストパナマックス型自動車専用船「アリエス・リーダー」が、新来島どっく大西工場で竣工した。
最大積載台数を7000台に増加させるとともに、空気潤滑システムやハイブリッド過給機などの自動車専用船では初めて導入する最新省エネ技術と、船内ボイラーの水エマルジョン燃料対応や電子制御エンジンの採用などを組み合わせた結果、従来の大型自動車専用船と比べ、大幅な二酸化炭素(CO2)排出量削減を見込んでいる。
日本郵船の自動車専用船の船体は青色を基調としたグラデーションライン「オーロラカラー」にしているが、環境フラッグシップと位置づけたこの船には特別に「グリーンカラー」を配色し、日本郵船グループの地球環境保全への対応姿勢を打ち出している。
■アリエス・リーダー概要
全長:199.98メートル
全幅:35.80メートル
型深:37.70メートル
最大積載自動車台数:7000台
載貨重量トン数:1万8808トン
総トン数:6万9931トン
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