商船三井は3月23日、フィリピン国内の提携商船大学から選抜した3年次の学生を対象に、商船三井の訓練施設Magsaysay Institute of Shipping(MIS)で教育・訓練を実施、その第4期生の卒業式典を開催したと発表した。
式典では武藤光一社長から卒業生へ、「海運企業にとって、安全運航は社会的責任であると共に、極めて重要な事業基盤である。安全運航の達成のためには、各乗組員の安全に対する不断の努力が不可欠であり、安全は如何なる状況下においても常に最優先されることを念頭に置き行動していただきたい」とメッセージを伝えた。
このプログラムは、フィリピン政府の推進するAcademe-Industry Linkage Programの下、大学教育相当として認可されたプログラム。選抜された学生は、大学教育課程の後半2年間を商船三井教育施設と運航船舶で教育を受ける。卒業生は今後、居室増設訓練船(15隻)や運航船を利用した乗船訓練を経て、商船三井の船員として採用される予定。