明治海運が5月15日に発表した2015年3月期決算は、売上高は319億4000万円(前年同期比13.5%増)、営業利益27億9200万円(10.6%増)、経常利益56億100万円(18.3%減)、当期利益24億4600万円(73.0%増)となった。
外航海運業部門は、前年度に売却した船舶の稼働減の影響はあったものの、ドル建て傭船料の円安基調による増加に加え、投入した新造船の稼働により、売上高は208億3100万円(2.0%増)となった。
一方費用面では、船舶の入渠費を主としたコスト増により、外航海運業利益は13億1900万円(17.5%減)となった。
なお、船隊近代化の一環として、連結子会社においてタンカー1隻、チップ船1隻の計2隻を売船し、その売却益12億7900万円を特別利益に計上した。
また、一部船舶の収益性低下による減損損失として特別損失に16億1900万円を計上。これによる当期純利益への影響は6億3000万円減。
来期は、売上高345億円(8.0%増)、営業利益36億円(28.9%増)、経常利益27億円(51.8%減)、当期利益23億円(6.0%減)を見込んでいる。
明治海運 決算/4~6月の売上高3.0%増、営業利益8.4%増