永大産業は9月10日、台風21号による暴風雨災害の影響を受けた物流拠点は順次出荷を再開したと発表した。
大阪事業所(大阪府堺市西区)の物流センターをはじめ、台風21号による被害が発生した物流拠点は9月9日までに被害状況の確認、点検、整備が完了した。
このため、9月10日から出荷停止期間の注文を優先する形で順次出荷を再開し、早期に納期遅延の解消を図るべく対応を急いでいる。
同社の大阪事業所では、工場への浸水被害、建屋の一部破損等が発生した。
大きな被害がなかった工程は、再稼働に向けた点検、整備作業を進め、9月10日から順次生産を再開しているが、一部の製品は生産再開までしばらく時間がかかる見込み。
これらの製品には、子会社の永大小名浜と各協力会社での代替生産を9月7日から開始するなど、供給面の影響を最小限に抑えるべく、対応を進めていた。