丸全昭和運輸は4月26日、持分法適用関連会社である国際埠頭の株式を追加取得し、同社を連結子会社化すると発表した。
三菱商事と日本農産工業の2社から国際埠頭の株式171万4500株を74億円で取得し、株式所有率を50.10ポイント増の85.62%とする。4月26日に株式譲渡契約を締結しており、6月21日付で譲渡を実行する。
国際埠頭は、1966年に丸全昭和運輸が設立して以来、さまざまな企業からの資本を受
け、1973年以降は三菱商事を筆頭株主に国内外企業の物流を担っている。
近年、丸全昭和運輸は労働力不足を背景に、装置産業型ともいえるタンクターミナル事業やバルクターミナル事業をグループ会社で運営し、物流サービスの拡大に注力しており、国際埠頭を連結子会社化することで物流拠点の強化と物流サービスの拡大を図る狙い。