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丸運/国際輸送部門が好調

2007年05月10日/調査・統計

(株)丸運の平成19年3月期連結決算は、国際輸送部門が伸長したものの、暖冬の影響などで液体輸送部門が前期に比べ減収となったため、売上高は561億8500万円とほぼ前期並となった。営業利益は18億5000万円(前期比9.7%増)、当期純利益は9億5600万円(22.6%増)。

一般貨物輸送・倉庫部門は、提案型営業の展開による取扱貨物の確保、物流センターの改修による保管効率の向上、環境リサイクル関連の収益拡大、新規顧客の開拓に努めたが、売上はほぼ前期並にとどまった。

2006年10月に西尾物流センター(愛知県西尾市)が営業を開始、また廃OA機器などの中間処理を行う城南島リサイクルセンター(東京都大田区)では、2006年5月に環境保全への対応を一層強化するため、ISO14001の認証を取得した。

液体輸送部門は、化成品輸送が景気回復と好調な輸出に支えられ、輸送量が堅調に推移。しかし、石油輸送は石油製品価格の高止まりによるエネルギー転換が進むとともに、記録的な暖冬の影響により、輸送量が減少した。部門全体の営業収益は、前期に比べ1.4%の減収。

国際輸送部門は、中国・アジア地域との非鉄金属の地金、スクラップ、電子材料の取扱量が堅調に推移。年度後半にIT関連の在庫調整の影響や暖冬で衣類関係の荷動きが鈍化し、輸入航空貨物の取扱量が減少したが、売上は前期に比べて6.2%の増収。

中国での物流拠点づくりのための情報収集を行なうとともに、中国関連の輸出入貨物の取扱量の拡大を図るため、2006年4月に上海事務所を開設した。

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