（株）サカイ引越センターの平成19年3月期決算（非連結）は、売上高408億9900万円（前期比14.1％増）、営業利益46億8900万円（25.3％増）、当期純利益22億3000万円（30.3％増）と増収増益になった。
ディベロッパー、ハウスメーカー、企業法人向けの取引拡大に積極的に取り組み、引越単価や引越作業件数が好転したことで、取扱引越件数は40万2529件（前年同期比12.1％増）となった。
地区別の売上高構成比は、北海道・東北地区6.5％、関東地区31.7％、中部・東海地区17.0％、近畿地区25.0％、中国・四国地区6.9％、九州･沖縄地区12.9％となり、特に関東、近畿地区の好調が目立った。地域別売上高増減率は、北海道・東北地区25.6％増、関東地区14.1％増、中部・東海地区12.8％増、近畿地区11.4％増、中国・四国地区17.9％増、九州･沖縄地区13.8％増。
ディベロッパー、ハウスメーカー、企業法人向け売上高は169億4900万円（24.7％増）と増加、インターネットを利用した見積依頼による販売実績も47億5700万円（40.5％増）と大幅に増加した。
今後の目標について、同社は「引越業界の雄を目指しており、当面（市場シェアの）10％強を占有することで引越専業業界トップの地位を確保出来る」とし、①拠点の全国への展開②企業、事務所、宅建業者、マンションディベロッパーに対する法人営業による引越需要の確保③既存支社の効率化④海外引越の取扱い⑤インターネットによる受注促進⑥通信販売の拡充――に取り組む。
