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杉村倉庫/平成19年3月期連結決算、倉庫部門の取扱い減少

2007年05月24日/調査・統計

(株)杉村倉庫の平成19年3月期連結決算は、売上高110億1400万円(2.0%増)、営業利益10億3200万円(1.8%減)、当期純利益3億9700万円(前の期は12億4400万円の損失)となった。

倉庫部門は、一部で倉庫の新築工事のため解体撤去を行ったほか、下期から倉庫業から賃貸業へ用途変更を行ったことなどにより保管面積が減少。暖冬と残留農薬の問題で荷捌貨物である輸入生鮮野菜の取扱が減少した。

貨物入出庫高は、食料工業品、化学工業品は増加したものの、農水産品、雑工業品の取扱減少により76万3000トン(前期比14.7%減)、期中の平均保管残高は、紙・パルプ、雑工業品などの減少により7万4000トン(前期比1.2%減)となり、保管料、荷役荷捌料が減少。

運送部門は、一部荷主の取扱量増加や事務所移転業務の引受けなどで運賃収入が増加し、付帯業務の構内作業も堅調に推移。ただ、荷主の合理化要請が強く、作業費や燃料費などが値上がりした。

今期は、2月に竣工した倉庫の早期フル稼働に尽力、保管、流通加工業務と配送の組み合わせ、荷主と一体となる情報ネットワークを活用し、荷主ニーズに対応する。

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