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日本郵船/米タコマ港に自営コンテナ・ターミナル新設

2007年07月30日/物流施設

日本郵船(株)は7月26日、米国タコマで2012年に開業する新規コンテナ・ターミナルの25年間リース契約をタコマ港湾局と締結した。

アジアと北米を結ぶ太平洋航路の輸送量は堅調な伸びを示しており、北米西岸諸港全体の取扱量が2006年、前年比約180万TEU増の約2472万TEUに達した。

中国を中心とした海上輸送貨物の拡大基調は今後も続くことが見込まれる中、北米西岸での既存ターミナル拡張には限界があり、近い将来コンテナ取扱い能力の不足を懸念していた。

同社では、北米西岸のゲートポートとして、ロサンゼルス港に加えタコマ港を自営ターミナルとして確保することで、継続的に安定したサービスを提供。

新規に建設されるターミナルには大規模な鉄道施設を引き込み、トラック輸送を抑えるなど、さまざまな面で環境に配慮したターミナルの運営に努める。

■ターミナル概要
総面積:約168エーカー(68.0万㎡)、鉄道施設24エーカー(9.7万㎡)を含む
岸壁延長:約2400フィート(約731.5m)
水深:約51フィート(約15.5m)
年間取扱能力:約140-180万TEU
運営会社:YusenTerminalTacomaInc(日本郵船100%子会社)
開業:2012年
荷役機器:ガントリークレーン8基(22列対応)

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