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JAL/07年4-12月期、貨物・郵便事業は前年実績下回る

2008年02月12日/決算

日本航空が2月8日に発表した2007年4-12月期連結業績のうち、貨物・郵便事業は国際貨物、国内貨物ともに前期実績を下回った。
国際線貨物の輸出(重量)は、貨物便供給を削減した北米向けが前年同期を下回ったものの、欧州向けが旅客便ベリーの有効活用や搭載効率の改善活動により前年同期を上回ったほか、767型貨物専用機導入で供給増の中国向けや東南アジア向けも前年を上回り堅調に推移した。
輸入(重量)は、中国発が前年同期を上回ったものの、供給減などから米州発、欧州発、東南アジア発が前年同期を下回った。機材、路線運営面では、新たに導入した767型貨物専用機により2007年7月から天津、青島等中国線ネットワークを拡充させたほか、2号機、3号機を導入した10月以降はジャカルタ、ホーチミンシティに日本から初の貨物定期便を就航させた。
また、燃油が高騰する中、燃費効率化の観点から747在来型貨物専用機の退役を加速させており、今年度は6機を退役させる。1月から747-400型貨物専用機の稼動向上を狙い、これまで2地点寄航運航(コ・ターミナル)であった太平洋線の単純往復化を進め、収益性向上を図る。
期間中の国際貨物総輸送量は、有償貨物トン・キロベースで前年同期比2.2%の減少。国際貨物収入は、燃油サーチャージの段階的値上げから単価が前年同期比0.9%上昇したものの、需要減の影響が大きく、1.3%減の1436億円となった。
国際郵便は、上期好調であった日本発が下期以降も堅調に推移したほか、海外発も米国発が引き続き好調に推移。
国内貨物は、旅客便減便・小型化により供給が減少するなか、昼間便での積極的な取り込みを図ったが、需要(重量)は前年同期を下回った。期間中の国内貨物総輸送量は、有償貨物トン・キロベースで前年同期比並み。収入は単価が前年同期比3.6%下落したことから、3.6%減の214億円となった。
国内郵便は、旅客便減便による供給減やゆうパック需要の落ち込みから前年を下回った。

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