日本貨物鉄道が公表した6月の輸送実績によると、6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震の影響などで伸び悩み、コンテナ貨物は前年比1.6％減の188万3000トンと横ばいで推移した。また、車扱貨物は揮発油、重油の扱い減少のため13.3％減の79万8000トンと減少した。
同時に公表された2008年第1四半期の輸送概況では、コンテナ貨物は自動車部品が好調だったため、0.5％増の572万7000トンと横ばいだったが、車扱貨物は8.4％減の258万1000トンと減少した。価格高騰で消費が踊り場を迎えている原油のほか、セメント・石灰石など全4品目で前年度の実績を割り込んだため。
