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ヒガシ21/コスト削減効果で、増収増益確保

2008年07月30日/決算

ヒガシトゥエンティワン(ヒガシ21)が7月29日に発表した2009年3月期第一四半期決算の業績は、売上高が47億9100万円(前年同期比6.4%増)、営業利益は2億1300万円(30.4%増)、経常利益は2億1100万円(31.2%増)と増収増益となった。当期利益だけは1億900万円(44.7%減)と前期実績を大きく割り込んだ。

主力の輸送サービス事業でスポットの輸配送業務が減少したが、中国向け高速鉄道の長尺型材の輸配送の受注が見られたほか、事務所移転・引越事業の受注が好調だった。保管サービス事業では2007年に新設・開業した堺ロジスティックセンター、多久ロジネットセンターなど4倉庫が順調に稼動中という。

商品販売・その他事業では梱包資材の売上が踊り場に差し掛かっているが、周辺事業のトナー販売で売上が増加したほか、福祉用具レンタル・販売も回復基調にある模様。売上総利益はコスト削減策の奏功により8億4500万円(6.8%増)となった。営業利益も社内の販売費と一般管理費の削減により増益となった。

通期の予測では、輸送サービス事業で中国向け高速鉄道の長尺型材の輸配送業務が順調に推移するものの、保管サービス事業で一部倉庫内スポット作業の収束と、年度末に受注が見込める事務所移転・引越事業が、景気動向が不明朗なことで事業見通しが不透明なことなどから、下期に若干の影響が出る見通しで、通期売上高は190億円、営業利益は6億5000万円、経常利益は6億1000万円、当期利益は3億1600万円を見込んでいる。

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