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丸運/貨物や鉄道伸び悩み横ばい

2008年07月31日/決算

丸運の2009年3月期第1四半期決算は、売上高が136億2000万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は4億7400万円(1.2%増)、経常利益は4億8100万円(3.6%増)、当期利益は2億8600万円(20.6%増)と横ばいで推移した。

部門別の概況では、一般貨物輸送・倉庫部門で国内貨物輸送量が減少し低調に推移。売上高は68億9441万円(1.2%減)となった。液体輸送部門でもガソリンなど石油製品の輸送量減少傾向が見られたが、一部燃油サーチャージを導入したことで売上高は46億3340万円(3.2%増)と増収を記録。

国際輸送部門の売上高は、継続して中国・アジアでの貨物取扱量が堅調だったため11億9898万円(7.1%増)。鉄道利用運送部門は、コンテナ輸送で輸送量が伸び悩み、売上高は7億8667万円(1.9%減)に終わった。
  
通期は、国内貨物輸送量の減少傾向と競争激化に加え、燃油サーチャージの一部導入が遅れることが予想されるため、厳しい経営環境は続くと予想。このため①物流拠点の整備・拡張②提案型の営業展開を強化し取扱貨物を確保③環境リサイクル、国際物流、グリーン物流など成長分野の強化--などの施策を展開。数量減少が懸念されている液体輸送でも、新規顧客の獲得と新規事業の開発に注力する。

4月30日に発表した通期の業績予想に変更はなく、売上高575億円、営業利益22億円、経常利益21億円、当期利益11億円をそれぞれ見込んでいる。

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