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ワールド・ロジ/平成20年6月期、営業利益は倍増の9億円

2008年08月18日/決算

ワールド・ロジが8月14日に発表した平成20年6月期の業績は、売上高345億5500万円(前年同期比0.3%増)、利益面は、納品代行事業の収益改善、金融事業の信託受益権売却なので、営業利益は9億7800万円(100.3%増)、経常利益6億7400万円(168.8%増)、当期利益1億6000万円(92.2%増)となった。

原点回帰として、コア事業(3PL事業、納品代行事業、人材アウトソーシング事業)への経営資源投入を展開し、平成19年7月に大阪南港に大阪フルフィルメントセンターのオープン、平成20年5月にドラッグストア事業のエム・アイ・ケーを売却した。

3PL事業は、売上高58億6900万円(14.3%増)、営業利益6億5800万円(193.6%増)、人材アウトソーシング事業は、主要業務である派遣事業の需要が急激に冷え込みがあり、売上高26億6500万円(39.6%減)、営業利益1億6000万円(68.5%減)と落ち込んだ。

コンサルティング事業は、平成19年7月より開始した通販事業者向け流通コンサルティング「Sugrel(スグレル)」と平成20年7月より連結子会社となったIWビジネスパートナーズとの協業でのコンサルティング成収益力が拡大し、売上高7億1700万円(25.4%減)、営業利益4億8000万円(162.5%増)と大幅な利益増となった。

なお、納品代行事業は百貨店売上高の減少が続くものの、新システムの順調な稼動、積極的な営業活動などにより収益は大幅に改善し、売上高102億3600万円(2.6%減)、営業利益1億3500万円(前年同期400万円の営業損失)となった。

金融事業は、ファンド売却とリーシング事業が順調に推移した結果、売上高24億8300万円(517.6%増)、営業利益5億2500万円(236.5%増)。

リサイクル事業は、リサイクルパレットの製造・販売等が順調に推移し、売上高11億4500万円(0.9%減)営業利益2億500万円(38.1%増)。

ドラッグストア事業は、コア事業への経営資源投入を行うことから、ドラッグストアを展開するエム・アイ・ケーを平成20年5月に売却し、売上高81億4800万円(7.4%減)、営業利益4100万円(84.8%減)。

その他事業は、ビジネスサポート事業(大手文具通販事業者販売代理店事業等)、外食事業事業、その他で構成し、売上高32億8900万円、営業利益7000万円となった。

次期の見通しでは、コア事業とシナジーとグループ内にて役割を終えた事業については積極的に売却も含めた整理統合を行い、エム・アイ・ケーを売却したことにより売上高、利益ともに減収を見込んでいる。

次期は、売上高は265億円(23.3%減)、営業利益4億5000万円(54.0%減)、経常利益1億5000万円(77.7%減)、当期利益8000万円(50.2%減)を見込んでいる。

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