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ワールド・ロジ/不動産売却損などで当期損失11億5800万円

2008年11月05日/決算

ワールド・ロジが11月4日に発表した2009年3月期中間期決算によると、売上高は54億6100万円(前期比45.3%減)、営業損失2億6200万円(前期は1億4200万円の営業利益)、経常損失3億4200万円(6200万円の経常利益)、当期損失11億5800万円(5500万円の当期利益)と、赤字転落となった。

事業別の概況では、サードパーティー・ロジスティクス事業が大阪フルフィルメントセンター(大阪FFC)のフル稼働と通販の新規クライアント開拓効果で売上高18億3200万円(84.3%増)と躍進。人材アウトソーシング事業は、派遣業の需要激減が売上高にも影響し、売上高は4億800万円(43.6%減)の大幅減。コンサルティング事業は、通販支援事業での通販サイト立上げ、システム初期投資で売上高6400万円(298.2%増)と一番の稼ぎ頭となった。

納品代行事業は8月に札幌センターを設立したが、百貨店の全体的な売上高減少に伴い、21億8100万円(16.0%減)と売上高が減少した。金融事業は、リース案件と不動産ファンドの収益は計画通りだったが、2007年度の不動産ファンド売却の反動減で売上高1900万円(99.1%減)と大幅減を記録。リサイクル事業は、容器包装リサイクル事業の処理、リサイクル資材でのパレット製造が順調に推移。売上高は3億9600万円(59.4%増)と大幅増となった。

これらに加え、投資不動産売却に関する契約解除損3億3400万円、TWレストランツののれんと売却額の差損2億9300万円、売掛債権貸倒引当金1億5000万円などが重なり、大幅減益となった。

中間期の大幅な減益を受けて、通期決算の業績予測修正も余儀なくされた。修正後の予測売上高は245億円(7.5%増)、営業利益2億円(66.6%減)、経常利益5000万円(200.0%減)、当期損失7億5000万円(8000万円の当期利益)と赤字からは回復するが、厳しい内容となる見通し。

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