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クロール/不正に関する全世界調査を発表、運輸では情報漏洩が増加

2008年09月17日/調査・統計

リスクコンサルティングの大手、米クロールは9月16日、不正リスクに関する年次報告書「クロール・グローバル・フロード・レポート」を発行した。この調査で不正行為による企業の平均被害額は、昨年調査時から22%も上昇。直近3年間の不正による被害額は平均で8200万ドルに上っていることが明らかとなった。業界別の動向では、運輸業界でも法令・コンプライアンス違反と情報漏洩による損失事案が増加した。

同調査は、クロールがエコノミスト・インテリジェンス・ユニットに委託し、全世界の890名の企業幹部層を対象に実施したもので、調査対象企業の85%が、過去3年間に不正の被害を受けたと回答し、大企業では被害を受けたとの回答率は90%に達した。

分析対象とした10分類の不正中、最も急激に増加したのは情報漏洩(全体の27%、前回調査時は同22%)と法令・コンプライアンス違反(全体の25%、前回調査時は同19%)で、両方とも前年調査時から5%以上増加したという。

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