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横浜市港湾局/2008年上期はコンテナ取扱い数が過去最高に

2008年09月17日/調査・統計

横浜市港湾局は9月12日、「2008年上半期 横浜港の港勢」をまとめた。それによると、2008年上期に横浜港で取扱いのあったコンテナ個数は外貿・内貿合計で178万TEUと前年同期比で2.9%増となり、過去最高を更新した。

入港船舶の動向では、入港した船舶数は外・内貿合計で2万1898隻(0.2%増)、船舶の総トン数では1億3837万トン(4.9%増)となった。1隻当たりのトン数は6318トン(4.6%増)。外航船は5671隻 (0.1%減)、1億1753万トン(5.2%増)となり、1隻当たりのトン数は2万724トン(5.3%増)。このうちフルコンテナ船は2739隻 (2.1%減)、 6591万トン(2.2%増)で、1隻当たりのトン数は2万4063総トン(4.3%増)だった。内航船の動向では1万6227隻 (0.3%増)、 2084万トン(2.9%増)で、1隻当たりのトン数は1284トン(2.6%増)。傾向としては船舶の大型化が進み、1隻当たりの総トン数の増加傾向が続いているという。

海上出入貨物の総重量は、上期に外・内貿の合計が7276万トン (1.9%増)だった。うちコンテナ貨物は2696万トン (0.1%増)で、小幅な伸びにとどまった。
外貿の総重量は4595 万トン (1.4%増)で、うちコンテナ貨物は2586万トン (0.1%減)と横ばいで推移したものの、外貿貨物の構成比56.2%と半数以上を占めた。

横浜港からの輸出重量は2426万トン(7.7%増)。品目別シェアでは1位が完成自動車で17.8%増、2位が自動車部品で16.5%増と自動車関連品が多く、構成比48%と半数近くを占めた。このほか伸び幅の大きい品目は鋼材(17.7%増)、ゴム製品(25.2%増)の伸びが目立った。仕向け先の国別シェアでは、1位の中国(2.7%減)、2位のアメリカ(2.2%減)は減少し、代わって3位のオーストラリア(15.7%増)、5位のアラブ首長国連邦(14.3%増)8位サウジアラビア(16.1%増)などがシェアを拡大した。

輸出コンテナの総重量は1351万トンと5.7%増を記録。コンテナでも自動車関連のシェアは大きく、自動車部品が17.4%増を記録したほか完成自動車も27.7%増と大きく伸長した。自動車関連外ではゴム製品が27.3%増と伸長した。仕向け先別では、4位のタイ(10.1%増)、7位のマレーシア(10.6%増)、9位のインドネシア(22.7%増)などがシェアを拡大した。輸入コンテナは総重量1235万トンと5.7%減。品目別では1位の製造食品(9.7%減)、2位の衣服・身廻品等(15.2%減)などほとんどの品目で減少が見られた。仕向け先の国別では、中国とアメリカで全体の57%を占めたが、中国(4.1%減)、アメリカ(10.0%減)とともに減少した。

内貿の総重量は2682万トン (2.8%増)で、うちコンテナ貨物は110 万トン (3.5%増)だった。 品目別の動向では1位の原油(24.6%増)が構成比46%と半数近くを占め、4位の鋼材(42.8%増)もシェアを伸ばした。

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