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伊藤忠食品/物流関連費用が上昇し、当期利益25%減

2008年11月13日/決算

伊藤忠食品が11月12日に発表した2008年9月期決算によると、売上高は6047億3700万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は42億3900万円(16.4%減)、経常利益は43億3100万円(15.0%減)、当期利益は18億5700万円(24.9%減)と減益となった。

スーパーやコンビニエンスストアなどの主要取引先との取り引きなどが増加し、売上高は3.8%増となったものの、利益面については、一部価格改定商品の価格転嫁の遅れによる収益の悪化や、ギフト需要の不振による収益の低下、新規取引開始時での一時費用の発生、センターフィーや運送費などの物流関連費用が上昇し、営業利益と経常利益はそれぞれ減少した。経常利益は、営業利益の減少に加えて、持分法適用の物流子会社の業績悪化などによって落ち込んだ。

当期利益は、物流センターの休止による損失引き当てと繰延税金資産の一部取崩により、18億5700万円(24.9%減)となった。

商品部類別の売上高をみると、ビールが1046億9000万円、和洋酒が973億2300万円、調味料・缶詰が1041億2300万円、嗜好・飲料が1252億1000万円、麺・乾物が444億6300万円、冷凍・チルドが293億7000万円、ギフトが578億円。

業態別の売上高をみると、卸売業が1247億4100万円、百貨店が408億1500万円、スーパーが2952億4500万円、CVS・ミニスーパーが740億6000万円、その他小売業が230億1600万円、メーカー他が249億8300万円。

今後は、スーパーやコンビニエンスストアなどとの取り引きを深め、ウェブネットワーク分野などライフスタイル対応型ビジネスに取り組んでいく。さらに、ビジネスプロセスの改善と再構築による生産性の向上に努めるとともに、物流センターの再編成による物流コストの削減に取り組んでいく。

通期の見通しでは、売上高は6190億円、営業利益は46億3000万円、経常利益は51億4000万円、当期利益は15億7000万円を見込んでいる。

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