日本ロジスティクスファンド投資法人が3月6日に発表した2009年1月期決算によると、同期の売上高は42億6600万円(前年同期比8.7％増)、営業利益20億9800万円(11.0％増)、経常利益20億2600万円(10.2％増)、当期利益20億2500万円(10.4％増)の増収増益となった。
小牧物流センター2（18億円）を取得し、加古川物流センター（20億2300万円）を売却。1月末日時点で合計24物件（取得総額1002億1500万円）の不動産などを運用し、総投資額は1037億4300万円に上った。また同期は不動産市況が不況下で低迷するなか、保有物件のキャッシュ・フローを安定化させる取り組みを強化した。
大東物流センターでは、老朽化した賃貸効率の低い物件の建替えに着手。物流施設の投資では、賃料水準を引き上げる余地は限定的として、現在のテナントの施設満足度を高めることに注力している。また、3月10日付で埼玉県の加須物流センターの取得も行う。
来期は物流施設の重要な要素である立地、施設の汎用性を重視して投資判断を行うほか、テナントと増床ニーズ、機能向上・業界トレンドへの対応などで意見交換を密にする。
来期の売上高は45億9300万円(1.5％増)、営業利益22億2600万円(10.5％増)、経常利益21億400万円(9.5％増)、当期利益21億300万円（9.5％増）と増収増益を見込む。
