LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

キムラユニティー/通期は売上高6.4%減、営業利益82%減

2009年05月12日/決算

キムラユニティーが5月12日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高379億6900万円(前年同期比6.4%減)、営業利益2億3400万円(82.5%減)、経常利益3億9300万円(74.2%減)、当期利益1億9200万円(72.2%減)となった。

既存顧客の深耕、新規顧客の開拓に努めるとともに、グループ全体でのコスト削減の推進や新規事業所の収益改善を強力に推進した。

主な事業別の状況を見ると、物流サービス事業の包装事業では、国内の大阪事業所、阪神事業所、海外では中国天津、広州の子会社2社が順調に拡大。国内外での急激な市場環境の悪化による主要取引先の急速な減産などの影響を受け受注量が大幅に減少したことなどから、売上高は200億1000万円(3.7%減)となった。

格納器具製品事業では、鉄製格納器具を中心とした積極的な提案型営業を展開したが、自動車産業を中心とした市場悪化の影響などにより国内外とも受注量が大幅に減少し、売上高は32億3000万円(33.2%減)となった。物流サービス事業の売上高は232億4000万円(9.3%減)、営業利益は、売上高の減収とコスト削減施策の遅れなどの影響から3億3500万円(75.5%減)となった。

次期については、物流サービス事業の包装事業では、中国子会社2社の倉庫規模の拡大による拡販を推進するが、国内外の市場環境は引き続き低迷すると予想しており、主要取引先を中心に上半期は、受注量が更に減少すると見込まれ、売上高は183億円(8.5%減)を予想している。

格納器具製品事業では、国内、米国とも自動車関連産業を中心とした市場環境は引き続き低迷すると予想しており、主要取引先を中心に受注の減少を見込むことから、売上高は29億9000万円(7.4%減)を予想している。

この結果、物流サービス事業の売上高は212億9000万円(8.4%減)を予想している。営業利益は、大阪事業所の収益改善が軌道に乗ることに加え、下半期には市場環境に適応した原価改善が収益に寄与すると見込まれることから、7億500万円(110.2%増)を予想している。

業績見通しは、売上高356億円(6.2%減)、営業利益5億円(113.5%増)、経常利益4億5000万円(14.4%増)、当期利益2億3000万円(19.7%増)を見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース