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日本航空/国際貨物の売上高19.2%減の1521億円

2009年05月12日/決算

日本航空が5月12日に発表した2009年3月期決算によると、貨物・郵便部門は米州・欧州線が前期を下回り、上期は好調だったアジア線も下期には低迷した。インフラ面ではボーイングB747貨物機を退役させ、B767型機を集中的に投入。また、ことし1月以降はニューヨーク線を運休した。

商品運営面では、顧客の多様なニーズに応えるため、高付加価値商品の「J PRODUCTS」を拡充し、ハンドキャリーサービスの「J CARRY」、未通関貨物の空港搬入サービス「J DIRECT」の販売を開始した。国際線貨物の供給は有効貨物トンキロベースで、8.2%減となった。需要は有償貨物トンキロベースで20.2%減と大きく減少。収入はJ PRODUCTSの販売努力などがあったものの競争激化や運高などで1.3%の上昇にとどまり、結果的に19.2%減の1521億8400万円となった。

国際郵便は、日本発が伸び悩んだが、米国・韓国発が好調で需要は前期並みとなった。

一方国内郵便はゆうパックの貨物扱いへの変更で、需要は前期を下回った。

国内貨物は旅客便の路線見直しの影響が一部で見られたものの、宅配貨物や生鮮貨物が堅調で、ゆうパックの貨物変更の効果もあり需要は前期を上回った。国内貨物総輸送量は有償貨物トンキロベースで14.8%増となり、収入は24.8%増の347億6500万円だった。

来期は国際線貨物の運航便数見直しなどによる供給削減などで、国際貨物の売上高は1160億円を見込んでいる。

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