LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

郵便事業会社/売上増だが、営業利益56.8%減

2009年05月25日/決算

郵便事業会社が5月22日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は1兆8652億8200万円(前年同期比77.0%増)、営業利益448億8800万円(56.8%減)、経常利益589億7400万円(48.2%減)、当期利益298億1200万円(57.1%減)となった。

なお、前期は日本郵政公社の約半年間の実績は含まず、単純に比較はできないとしている。

昨年6月に日本通運と宅配便事業統合のための準備会社、JPエクスプレスを設立し、7月には、小口貨物から一般航空貨物まで幅広い国際物流サービスを提供するため、山九との共同出資会社、JPサンキュウグローバルロジスティクスを設立。年賀郵便は、ほぼ前年度並みの販売を確保し、より多くの年賀状を元旦に届けられたという。歳暮の配達など年末に配送が多いものが売上に貢献したと見られている。

こうした取り組みの結果、総取扱物数は郵便物が212億2799万通(3.5%減)、ゆうパックが2億7706万個(2.0%増)、ゆうメールが24億2489万個(7.5%増)で合計239億2994万通(2.4%減)だった。

来期は日本通運との宅配便事業統合で、必要な事業計画の策定など検討・準備を進め、ことし4月にJPエクスプレスの第三者割当増資引受を行なった。

今後はJPサンキュウグローバルロジスティクスを軸とした国際物流分野での展開を進めるなど、関連子会社の活用などで顧客の多様なニーズへの対応を図る。

また、心身障がい者用低料第三種の不適正利用に対する再発防止策を講じる。

業績見通しは、売上高1兆8420億円(1.2%減)、営業利益280億円(37.6%減)、経常利益430億円(27.1%減)、当期利益230億円(22.9%減)。

関連記事

決算に関する最新ニュース

最新ニュース