国土交通省が5月28日に発表した2月のトラック輸送情報によると、特別積み合わせ貨物輸送量（調査対象26社）は471万7739トンと前月比で約3万トン、0.7％減、前年同月比では約110万トン・18.8％減となった。平均稼働日数は22.4日と前年同月比1日の減少で、1日あたりの輸送量は21万613トンと15.2％減となった。
宅配便（20社）の取扱個数は2億2945万個で約1800万個・7.3％減。ただし前月比では約1025万個・4.7％増となっている。
品目別の輸送動向では、いくつかの品目で工場・生産地からの貨物減などが見られ、「その他（宅配便・百貨店配送品）」では、季節的需要減による減少も見られた。一方、農水産品、化学工業品、食料工業品では、工場・生産地からの貨物増などによる増加も散見された。
前年同月比では主に不況に伴う工場・生産地からの貨物減などで全品目で輸送量が減少した。地域的には、沖縄が穀物や水産品などの増加で20.0％増と伸長したほかは全地方で減少。最も落ち込みが大きかったのは中部の23.9％減で、その他カテゴリの品目などが減少した。
