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杉村倉庫/倉庫業、運送業で減収減益、全社売上高も5.3%減

2009年07月31日/3PL・物流企業

杉村倉庫が7月31日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は25億5800万円(前年同期比5.3%減)、営業利益2億2700万円(12.5%減)、経常利益1億9500万円(13.8%減)、当期利益1億円(3.0%減)となった。

営業原価は21億100万円と4.9%減。販売費・一般管理費は2億3000万円、1.4%減となった。事業別の概況は、倉庫業で輸入雑貨、医療機器等の取扱が増加した反面、米・大豆・野菜などの取扱が減少し、保管収入も減少。

従来の倉庫事業グループから不動産賃貸事業グループに変更した営業倉庫物件の売上が、これまでの保管料収入から賃貸料収入へと変更され、外部顧客に対する売上高は12億8200万円、9.6%減となった。コスト面では下払作業費や減価償却費、事業グループの変更による営業費用の減少に本社費用の配賦基準の見直しによる営業費用の減少が重なり、100万円の営業損失となった。(前期は4500万円の当期利益)

運送業は、日用品のレンタル商品や販売促進用品などの取扱が増加し、運送関連の構内作業が増加。反面機械類の配送が減少し、運送料収入が減少した。このため外部顧客に対する営業収益は9億4100万円と6.9%減となった。

コスト面では下払運送費や人件費、減価償却費が減少したが、運送関連の構内作業費が増加し、営業利益は3400万円となり31.3%減益となった。

不動産賃貸事業は、倉庫事業グループから不動産賃貸事業グループに変更した営業倉庫の売上が保管料収入から賃貸料収入に変更されたため、外部顧客に対する売上高は2億7200万円、27.8%増となった。営業利益は1億7900万円(17.6%増)となった。

通期は売上高101億円(5.2%減)、営業利益9億円(12.3%減)、経常利益6億5000万円(23.2%減)、当期利益3億2000万円を見込んでいる。

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