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日本航空/国内外で貨物・郵便ともに減少、国際線貨物売上高56.2%減

2009年08月07日/決算

日本航空が8月7日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、国際線貨物・郵便部門の売上高は前年同期比56.2%減の199億円、国内線は9.3%減の75億円となった。

国際線の動向では、日本貨物航空とのコードシェア便運航を4路線で開始したほか、5月には三井物産と提携している。商品面では、基本品質の向上、高付加価値型商品のJ PRODUCTSの拡販に務めた。

路線・機材面では、大型・中型貨物専用機と旅客便の貨物スペースを柔軟に活用し、需要規模に応じた効率的な機材配置と便数、発着地点を見直した。これでマニラ便を運休し、ロサンゼルス線の減便と成田-シンガポールーバンコク線など3路線での機材変更を行った。これは機種をボーイング747-400Fから767-300Fに変更し、収益性を改善する取組。

国際線貨物の供給は、有効貨物トン・キロベースで20.5%減となった。需要では、供給削減や景気低迷により有償貨物トン・キロベースで31.1%減となった。J PRODUCTSの拡販や近距離路線の構成比増などの単価上昇要因はあったものの、燃油サーチャージ引き下げや競争激化などで単価が36.4%低下し減収となった。国際郵便は米国発は堅調だったが日本発が伸び悩み、収入は前期を下回った。

一方国内線では、旅客便の路線見直しのための供給減、景気低迷などの影響で総輸送量は有償貨物トン・キロベースで11.7%減となった。国内郵便はゆうパックの貨物扱いへの完全移行で、需要・収入とも前期から減少した。

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