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日本航空/輸出入の低迷と自社供給量見直しで国際線貨物収入54.9%減

2009年11月13日/決算

日本航空が11月13日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、国際線の貨物収入は430億5200万円(前年同期比54.9%減)、国内線の貨物収入は159億5300万円(8.8%減)となった。

国際線の郵便収入は35億3800万円(21.5%減)、国内線の郵便収入は17億9000万円(26.6%減)。

国際線の手荷物収入は8億1500万円(3.4%減)、国内線の手荷物収入は1億6800万円(9.2%増)だった。

第2四半期の国際線貨物は、中国の発着需要は落ち込みが減少しつつあるが、輸出入の低迷と自社供給量の見直しで全路線で前期実績を割り込んだ。機材面では大型・中型貨物機と旅客便の貨物スペースを活用し、マニラ便の運休など需要に応じた効率的な機材配置と便数・発着地点の見直しを実施した。

並行して3月から日本貨物航空とのコードシェア便を運行し、5月には三井物産と業務提携した。日本貨物航空とは親会社の日本郵船と事業再編、統合に向けた協議を開始することを8月に合意しており、これでコストの効率化と利便性を図る。

国際線貨物の供給量は、有効貨物トン・キロベースで23.8%減。需要は有償貨物トン・キロベースで29.1%減とそれぞれ減少した。「J PRODUCTS」の販売拡大や近距離路線の構成比増など、単価の上昇要因はあったものの、競争激化や燃油サーチャージの引き下げなどで単価は36.4%低下し減収となった。

国内線貨物は、旅客便の路線見直しに伴う供給減、天候不順による生鮮貨物の伸び悩みなどで、総輸送量は有償貨物トン・キロベースで11.2%減となった。なお、13日付で事業再生実務家協会に対し「産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法の特定認証紛争解決手続」を正式に申請している。

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